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ミカタ株式会社【千代田区九段北】

福田 栄史

ミカタ株式会社 福田 栄史

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  1. ぶれなかった「大工さんになりたい」という夢
  2. 大学の学園祭実行委員で学んだ人との付き合い方
  3. 買い取り再販業者に就職 お金に価値を見出せずに袋小路に
  4. 不動産業界をより良くしたいという一心で今の会社に

ぶれなかった「大工さんになりたい」という夢

私はねぷたの街、青森県弘前市で育ちました。小さい頃の夢は大工さんになること。5歳の頃、住宅新築工事の足場を見て、「あれに乗りたい!」と思ったんです。積み木やブロックが大好きだったので、階段で上にのぼれる足場にわくわく!大工さんになったら、足場に乗り放題だと思いました。 中学時代は、陸上部で短距離や中距離に取り組んでいました。実は子どもの頃から体が弱くて、走るのも苦手だったので、苦手を克服したくて陸上部に。元々運動は得意ではないので、いい成績は全く残せませんでしたが、運動への抵抗感がなくなったことが大きな収穫でした。

その後、工業高校の建築学科に進学しました。普通科や商業科は将来の姿が具体的に考えられませんでしたが、建築学科は将来の姿を容易に想像できます。高校時代は工業系高校の生徒が対象の設計コンペに応募していました。今考えたら好き放題考えた設計で、3人家族なのに個室が6個あったりとか、結構ひどい(笑)。でも楽しかったですね。

あとは資格の取得にはまっていました。高校生でも取れる資格をいろいろと取っていたんです。危険物取扱者とか福祉環境コーディネーター、施工管理技士2級など。真面目な高校生でしたね。

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大学の学園祭実行委員で学んだ人との付き合い方

大学も建築を学びたいと、金沢工業大学の建築都市デザイン学科に進学しました。学んだことは設計です。大学時代に深く印象に残っているのは、学園祭実行委員の経験でした。1年生から4年生まで学園祭実行委員に所属し、3年時にはリーダーも務めました。

そのときにまず感じたのが、意見が衝突した際の考え方。ある程度の組織になると意見が衝突することがあります。みんな同じ意見になることはありません。でも、学園祭を成功させるという目的があるわけですから、どちらかの意見を通すだけではだめなんです。お互いの意見をすりあわせて、学園祭を成功させなければなりません。大切なのは目的を達成することだ、ということを実感として自分に落とし込めたのはすごく大きかったと思います。

それから、仕事が苦手な人との付き合い方、責任の取り方も学びました。学園祭は使える人員もお金も限られています。その中でどうにか成功に導かなければならないので、仕事ができないから、苦手だからと切り捨てることができません。仕事が苦手な人に的確な指示を出して動いてもらうのがリーダーの役割です。それで失敗してしまったら、その人が悪いのではなくリーダーの私が悪いと考えられるようになりました。

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買い取り再販業者に就職 お金に価値を見出せずに袋小路に

大学を卒業する時を迎え、私が選んだ仕事は中古マンションの1室を会社が買い取ってリノベーションしてから販売するという、「買い取り再販業者」でした。私の仕事は、仕入れる物件を探してきて交渉して契約を結び、リノベーションのプランを考えてから売却するまで。

リノベーションのプランを考えることは、これまで学んだことに通じるものがありますし、楽しいものでした。ただ、ずっとその仕事を続けていることにどんどん疑問を感じるようになりました。そもそも、買い取り再販業者はエンドユーザーさんに感謝されることがない仕事です。仲介さんたちが間に入っているので、私が仕入れてリノベプランを考えた部屋を買った人から感謝されることはありません。売ってくれた人の喜びの声も聞こえてきません。そうなると、私自身の目線は「儲けること」だけに向くようになってしまいました。仕事のモチベーションも、収入に見出すよりほかありません。

でも私はお金に対して、強い欲望がないんです。高級時計が欲しいとは思わないし、贅沢をしようとも思わない。最低限の暮らしができればいい。すると自分が歯車の一つになったような気分になってしまいました。

そして、数年後の自分の姿が想像できませんでした。数ヶ月後の自分は想像できても将来がわからない。目標を達成するためにと必死に数字をあげようとしたのですが、私の会社での役割に疑問を感じてしまい、転職を考えるようになりました。

ミカタ株式会社 福田 栄史

不動産業界をより良くしたいという一心で今の会社に

私が当社を選んだ理由は、社長の経歴と理念です。社長は、仲介ですが不動産業界を経験しており、不動産業界をもっと良くしたいと考えていました。それが私とリンクし、ここなら困っている人、悩んでいる人の手助けができると確信したんです。

今、私は集客ツールを販売する仕事をしています。現場を知っているからこそ提案できることがあります。そして、現場を知っているからこそ、集客ツールが必要ではないお客さまには提案しないという選択もできます。現場で困っていること悩んでいることを聞いて、今後のツールの開発に活かすこともできますし、グループ会社のツールを紹介することもできます。今の仕事であれば、直接困っている人に関わりサポートすることができるんです。

私の子ども時代は病弱で、小学校を休みがちでした。子どもの話題の移り変わりは激しく、1週間不在にしただけで話題について行けなくなります。だから私は輪の中心ではなくその周辺にいて、空気を読む能力を身につけていたんです。そして自分ができること、やるべきことを考えるようになっていました。

そんな経験もあり、困っている人の役に立ちたいという思いが強いんです。まだまだ、私は新人で周囲に支えられながら働いていますが、早く一人ですべての業務が遂行できるようになり、一人で多くの不動産業者さんの業務の効率化や利益の最大化のお手伝いができるようになりたいと思います。

ミカタ株式会社 福田 栄史

編集後記

福田さんはとにかく誠実です。前世どころか現在お坊さんなのかなというくらい、ご自身の欲望がなく、周りの成功を願っていらっしゃいます。そして、そのためにできることを日々努力されていて、まさに日本の好青年。不動産業者さんで何かお困りのこと、不便なことがあると感じている方は、福田さんに声をかけたら親身になって解決してもらえると思いますよ。

取材/撮影 平林 亮子/並木 いくま

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ミカタ株式会社

福田 栄史

東京都千代田区九段北1-2-11 エイム東京九段ビル3階

03-6265-4750

fukuda@f-mikata.co.jp

https://f-mikata.co.jp

2015年

私立金沢工業大学建築学部建築都市デザイン学科 卒業

2015年

株式会社未来都市開発 開発営業部 入社

2019年

ミカタ株式会社 入社

     

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