同業者のマイホームを仲介。プロが認める提案力に自信。

加瀬健史

  • 2001年 大学卒業後、大手不動産会社に入社。売買仲介で主に世田谷区の物件を担当
  • 2012年 不動産工房に転職。不動産売買・賃貸の仲介、賃貸物件管理などに従事
  • 2017年 株式会社グランクルー設立。代表取締役。

不動産業者が提供するサービスとは?

「ギャンブルの要素をなくすこと」だと思います。

会社がある世田谷区を中心に、過去17年間で500件以上の取引を経験してきました。前職の大手不動産会社では売却の仲介が専門でしたが、現在はご購入や賃貸の仲介、コンサルティング、賃貸物件の管理、建売住宅の分譲、中古住宅のリノベーションなども扱っています。

世田谷区は住宅地として安定した人気があるので、適正価格で物件を売りに出せば、まず間違いなく買い手がつきます。ただ不動産は、基本的には持ち続けた方が有利。売却の相談でも、売らずに活用する方法をよくアドバイスしています。

また、買いたい物件があって相談にみえる方には、その物件のメリットとデメリットを専門家の立場から正直にご説明しています。すべて隠さずお話しするので、ダメ出しになって終わってしまうことも珍しくありません(笑)。

不動産業では取引が成立して始めて対価が発生するので、私のやり方では目先の数字が伸びないこともありますが、それは気にしません。専門外の方にとって不動産取引は分からないことが多く、一か八かの賭けのような面があります。ギャンブル的な要素を少しでもなくしていくのが、業者として本来やるべき仕事。ちゃんと仕事をしていれば、成果はいずれ返ってくると信じています。

信頼を得てきた理由は

適正価格で売却。納得される王道で勝負。

前職では新卒入社から11年間、経堂や成城、渋谷の営業所に所属し、ほぼ世田谷区の物件に特化して売主側の仲介をしていました。品川、目黒、大田区を含めた城南地区の営業マンでトップセールスになったこともあります。

当時、依頼の多くは相続関連でした。こういうとき声がかかるのは名の知れた不動産会社で、たいてい大手数社の競争でしたが、私には十中八九負けない自信がありました。世田谷近辺の不動産取引にはかなりはっきりした相場があるので、それを早い段階でご説明し、納得いただくようにしていたからです。

立地などの条件で客観的な適正価格を出すと、売却なさる方にとっては想定以上に安く感じられるものです。私は、そのギャップを丁寧に埋めていくようにしていました。まずご希望に近い価格で売り出してチャンスを狙いつつ、こまめに見直しをお勧めする。「売れ残り」の印象がつかないよう、3カ月以内の売約を目標にしていました。間違いない王道のやり方が、お客様からの信用につながったと思います。

こうした売却での経験もあって、現在は購入のお手伝いをするときでも「資産価値」のアドバイスに力を入れています。マイホーム選びで、お客様がまず関心を持つのは、住みやすさという「利用価値」。私たち業者はさらに先を見て、将来買い手がつきそうか、極端に値下がりしないかといった見通しを立てることも大切だと思います。

仕事のモットー

まず人に会う。“もうひと手間”を惜しまない。

現地や周辺の状況、権利関係などを確認するのは不動産業者の基本です。扱う物件が特定している売却ではもちろんですが、多くの候補から選ぶ購入時の仲介も同じです。もし身内から「欲しい家がある」と聞かされたら、一体どんな場所なのか、周りの環境もよいかと気になるはず。私はお客様にもそういう気持ちで接するようにしていて、ご購入のターゲットが絞られた段階で徹底的に調査しています。過去には、売主側の業者から「大丈夫」と聞いても不安が残り、現地を見るとやはり大きな欠陥が見つかってプランを1から立て直したというケースもありました。

ご購入の仲介でここまで調べるようになったのは、前職の先輩の影響です。その方の担当エリアにあるアパートの売却を私が依頼されたので、買い手に心当たりがあればとお伝えしていたのですが、そろそろ現地を詳しく調べようと再度連絡したときには「もうこちらで調査して、周辺の評判も確かめたから大丈夫」とのことでした。トップ級の成績をずっとキープしていた強さの秘密を見た気がし、すぐまねするようになりました。仕事を通じて学ぶことは多いですね。以前、気難しいご近所さんがいると知りながら住宅を購入し、バーベキューパーティに呼んで仲良くなってしまったという飲食店のご主人がいて「まず会ってみる」姿勢が大事だと痛感しました。

最近、私道の先にある住宅を若いご夫妻に購入いただいたのですが、この私道には地権者が10人以上おり、みなさん近所にお住まいでした。私1人で通行の承諾書を集めるだけでもよかったのですが、いい機会なので「若夫婦の挨拶を喜ばない人はいません」と説得。菓子折も私が手配し、ご購入の意向が固まったところで地権者全員への挨拶に同伴しました。初対面で気が重い挨拶が済ませられたと新居のご主人には喜んでいただき、「ちょうど知人の医師が家を探している」とご紹介もいただきました。

手間を惜しまなければ、いずれ返ってくる。本当です。

これから目指すこと

世田谷に密着 あらゆる取引の相談を

意外かもしれませんが、不動産業界で働く知人からマイホーム購入・売却の相談を受けることも少なくありません。この仕事をよく知るプロに認められると、やっぱり光栄ですね。これまで、元同僚の4人に戸建てなどを仲介したほか、登記でお世話になっている司法書士さんの自宅マンションも購入をお手伝いしました。

徹底的に調べる私のやり方が信頼されているのと、あとは詳しくても助言を求める「相談しながら決めたい」という気持ちがあるようです。収益物件を複数お持ちの大家さんからも依頼があり、かなり踏み込んだ意見をしています。

世田谷区というエリアに密着した現在の会社で、住宅のほかに店舗も取り扱うようになり、物件のご希望と事業計画を一体でうかがうなど、アイデアの引き出しはかなり増えたと思います。世田谷の、ありとあらゆる不動産取引をお任せいただけるようになりたいですね。

仕事の必須アイテム

定規

終了したスケジュールを横線で消すため、10cmのタイプを手帳と共に携帯。「終わったという心の区切りがつきます」

ボールペン

契約時の署名専用。2代目で、妻からのプレゼント。

はがき

新人時代から常時持ち歩き、営業先で初めて会った人にはその日のうちに自筆の礼状を送ってきた。「手書きのメッセージは捨てられないから強いんです」

イイタン一問一答

Q.出身は

千葉県印西市。父は大工で、幼い頃から住まいに関心がありました。

Q.現在のお住まいは

東京都狛江市。会社からも近いのでバイク通勤しています。

Q.好きな駅は

会社がある千歳船橋です。商店街にとても魅力があり、イベントも盛んです。

Q.不動産業界に入ったきっかけ

大学3年での失恋です。落ち込んでいるのを見かねた友人から「気晴らしに」と宅建の受験を勧められて合格。その勢いと、もともとの関心もあって就活は不動産業界に絞り、「超氷河期」と言われた時代に13社の内定を獲得できました。何が幸いするか分かりません。

Q.不動産業の楽しさとは

ご紹介を通じて人の輪が広がること。1回限りの関係で途切れず、さまざまな年代・職業の方とお付き合いできるのが楽しいですね。ゴルフが生きがいです。年80ラウンドを回り、ハンデは2。ご一緒しませんか。

Q.尊敬している人

祖師ヶ谷大蔵にある株式会社不動産工房の代表です。私が新卒で入った会社の上司で、社会人の基本から教えていただいた方。独立を知った10年前に「人を増やすなら私が第1号になります」と伝えていて、実際その通りになりました。開業にあたり、全面的にバックアップしてもらいました。

Q.イイタンについてどう思いますか

物件情報はインターネットで十分手に入るので、担当者で選ばれるというのは面白い取り組みだと思います。お客様にとっても、気が合いそうな担当者を探せるよい仕組みになるのではないでしょうか。

編集後記

ゴルフの腕前を聞いて思わず納得するワイルドな風貌の加瀬さん。世田谷区内の不動産に特化して重ねてきた17年の取引経験に裏付けられ、言葉にも自信がみなぎっています。
かといって、暑苦しさや威圧感がないのは、謙虚でひたむきな人柄ゆえでしょうか。物件と一緒に“安心”も買いたいとき、持ち前の徹底調査で大活躍してくれそうな気がします。
取材/撮影 相馬大輔

担当者プロフィール

お名前
加瀬 健史(Takeshi Kase)

会社名
株式会社グランクルー 不動産工房コンサルティングオフィス

メールアドレス
kase@fkoubou.net

電話番号
03-5426-0567

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