「不動産仲介会社のお悩みを解消したい」
現場から見つけた間取図のサービスを展開

         

グッドモーニング・コミュニケーション株式会社【】

薦田 敏博

グッドモーニング・コミュニケーション株式会社 薦田 敏博
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  1. いくつかの挫折と出会い
    導かれるままに
  2. お客さまのこんなサービスあったらいいなを形にしていった
  3. 安い・早い・うまい、加えて美しさを追求
  4. 不動産仲介会社の事務効率アップのため
    営業支援を極めていきたい

グッドモーニング・コミュニケーションでは不動産仲介会社に特化したサービスを展開していますが、なぜこのような会社を?

いくつかの挫折と出会い
導かれるままに

挫折を繰り返した人生でした。今でも心のどこかに傷跡として残っているのかもしれません。25歳から実家の事業を手伝っていたんです。父を亡くしたので、2年後には私が後を継ぐことに。しかし当時、20代の若造は父が作り上げてきたものを守ることはできても、事業を広げるということではあまり実績を残せませんでした。 そこで実家を離れて友人からノウハウを習い、レディースの服飾小売を手がけるようになりました。はじめはスーパーなどの軒先を借りて車で商品を持ち込んで売ったりと、半年は休みなしで地道な販売を行って、次第に軌道に乗っていったんです。 3店舗を構えるまでになりましたが、時代の流れとともに売上が落ち、借金を抱えてしまいました。それで会社は登記上は残しながらも休眠状態にして、私は会社員として働くことになりました。

サラリーマンをしながらも、起業したいという気持ちは常にどこかに持っていたと思います。そんなとき、私に声をかけてくれたのが後の私のビジネスパートナーとなる、20年来の友人です。彼は私と似たような境遇で紳士服の会社を廃業し、プログラマーをしていました。彼が不動産の物件管理システムを開発したんです。彼はこのシステムはパッケージ化して不動産仲介会社に売れるのではないかと、飲み屋で話のネタとして話していたんですよ。

私は事業を失敗したことに対して、コンプレックスを感じていました。いつかリベンジしたいと常々思っていたので、コイツが言うのであれば、これは売れるのでは、と思ったんです。一も二もなく、「私が売る!」と手を挙げました。こうして彼は開発者、そして私は営業として休眠状態にしていた会社のネーミングを今のグッドモーニング・コミュニケーションに変え、事業を立ち上げるに至りました。

不動産業界は私にとって全く経験のない世界でしたが、流れに身をまかせるというか、出会いがあって不動産仲介会社に特化したサービスを提供する会社が誕生したのです。

グッドモーニング・コミュニケーション株式会社 薦田 敏博

今はソフト販売ではなくいろいろな事業を展開されていますね

お客さまのこんなサービスあったらいいなを形にしていった

何のツテもない私は片っぱしから街の不動産仲介会社に飛び込んで営業をかけました。メールや電話での営業方法もあったでしょうが、相手がどのような反応をしてくれるかわからない。すぐに反応を見るにも、現場の情報を得るにも、直接顔を突き合わせてお話しするのが一番だというのが私の考えで、今でも大きな行動指針にしております。

数多くの不動産仲介会社と出会い、商談をしていく中で気がついたことがあります。それはどの不動産仲介会社もご自分で取り扱い物件の間取図を作成しているということです。懇意になった不動産仲介会社の方のお話を聞いても、間取図のために時間を費やすのは面倒だということでした。

まだその頃はアウトソーシングという考え方はあまりなかったのかもしれません。貴重な時間をより効率よく仕事していただくために、私たちでもお手伝いできるのではないかなと思い立ったんです。IT化が進む中で仲介業の方々がいかに日々の業務を合理化していけるか、その支援をしていくことが、今も私たちの使命だと考えています。そのためにお客さまの声に耳を傾け、ご要望を汲み上げて、商品やサービスの改良を重ねてきました。

当初は物件管理システムの販売がメインでした。努力が実を結び、事業は軌道に乗りましたが、システムの導入となると簡単な買い物ではないのでハードルが高くなります。しょっちゅう売れる商品ではありません。一方、間取図はどの不動産仲介会社でも需要があったので、受け入れられやすかったと思います。リーマンショックのときも着実に売り上げを伸ばしていったのですが、転機は突然やってきました。

2012年、一緒に苦楽を共にしてきた親友でもある、ビジネスパートナーが心臓発作で亡くなったという知らせが入ったのです。前日に2時間も電話で話をしていたのに……。言葉では言い表せないほどのショックを受けましたね。

しかし悲しみに暮れている暇はありません。当時は従業員もいたので、彼らの生活もあります。私は会社を続ける必要があったのです。

グッドモーニング・コミュニケーション株式会社 薦田 敏博

グッドモーニング・コミュニケーションの強み、心がけていることは何かを教えてください

安い・早い・うまい、加えて美しさを追求

パートナーの死後、システムの販売は行っていませんが、間取り図の需要が確実に伸びていき、今では主要事業となるまで成長しました。

理念だとか大げさなものではなく、売り上げを伸ばすために心がけてきたことはお客さまの悩みを解消し、希望を満たすということ。当初から吉野家の牛丼ではないですが、“安い”“早い”“うまい”サービスを目指しています。

最近ではそれに“美しさ”が加わりますね。単なる間取図ではなく、お客さまのブランディングにも一役買えるよう、カスタマイズを可能にしています。例えば、不動産仲介会社によって、会社のイメージカラーを間取り図にも採用したり、文字表記で高級感を表現したり、といった差別化をご提案しています。

同じような競合他社においては、その会社独自のスタイルを崩せないところも結構あるようです。技術者たちは誇りを持って「これが良い」というものを追求していきます。もちろんそれはとても大切なことなのですが、その一方でお客さまの立場や気持ちにも寄り添うことが必要だと思うのです。

私たちの商品にお金を払ってくださるお客さまの意見は最大限かなえたいものです。その代わり技術者たちの手間と時間はかかるかもしれませんがその点は別料金の設定などで対応します。お客さまのご希望と技術者のプライド、間に立ってちょうど良い着地点を見つけていくことが私の役目ではないでしょうか。

おかげさまで、今ではマイソクやパース図の作成やSEOを意識したホームページの作成までも手がけるようになりました。不動産仲介会社の方が必要とされているお手伝いをするために事業の幅を広げてきた結果です。1日の依頼数は間取図作成だけで1,000件以上。継続して取引のある不動産仲介会社は300社、2,000店舗にのぼります。

グッドモーニング・コミュニケーション株式会社 薦田 敏博

今後のグッドモーニング・コミュニケーションの方向性、展望をお聞かせください

不動産仲介会社の事務効率アップのため
営業支援を極めていきたい

私たちの仕事は不動産仲介会社がお客さまを獲得するための、バックヤードでのお手伝い。弊社の主力商品である、間取図はもっと極めていきたいですね。まずは、グッドモーニング・コミュニケーションの間取図をマーケットのシェアトップ3内に、さらにもっと上を狙いたいです。

安さ・早さ・美しさを追求するために、私たちは中国の選りすぐりの制作会社との提携に留まらず、自社直営の海外制作拠点も設立し、6営業時間での納品を可能にしています。すなわち、「品質」=検査体制の厳格化、「供給数」=スピード納品・生産性の向上、コスト=人件費の高騰を回避する拠点作り、などを追求し続け、作図オペレーターの定着化のために労働環境の向上にも力を入れ、待遇改善を進めています。

また、3年前から不動産仲介会社の営業職員向け教材『GMCの〇×式eラーニング』を発売しています。これは『仲介業の営業実務』だけにスポット当てた実務知識向上の教材です。業界には宅建資格教材を除けば、現場実務の研修教材が乏しかったのです。不動産業界の人は宅地建物取引士の試験に合格するために皆さん一生懸命勉強されます。しかし実際の現場に即した、エンドユーザーの立場に立ったサービスや知識が行き渡っていないと感じることも多いからです。業界のボトムアップと意識向上が必要ではないかと。

粘り強い営業活動のおかげで、ようやく準大手クラスの仲介会社に浸透して参り、毎週2,000名に迫る営業マンに受講していただけています。この商品を第二の間取図の様に主力商品に育てているところです。このようにあらゆる角度から不動産仲介会社を支える会社として存在し続けていきたいと考えています。

編集後記

人生の回り道をしてきた自分は今やっとスタートラインに立ったくらい、と謙虚すぎるほど謙虚な薦田社長。挫折とおっしゃる過去もさまざまな経験が今の礎となっているのではないでしょうか。培ってきたのは地道な努力を惜しまない、お客さまの悩みを解消しようという姿勢です。 飛び込みの営業を続ける中で時代の流れと、お客さまのニーズを感じ取り、現在のグッドモーニング・コミュニケーションの事業展開へとつなげてきました。 不動産仲介会社の業績アップのための心強い味方となること間違いなしの事業展開は今後の動向にも目が離せない会社ですね。

取材/撮影 和田 文/瀬野 芙美香

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グッドモーニング・コミュニケーション株式会社

薦田 敏博

06-6121-8599

comoda@monotaro.jp

http://www.monotaro.jp

1993年

実家の家業を継ぐ

1995年

実家を離れ、婦人服飾関係の小売業を開業

2003年

事業を法人化する

2005年

売上不振から自主廃業を選び、会社を休眠状態に。サラリーマンとなる

2007年

休眠中であった会社の名前をグッドモーニング・コミュニケーション株式会社に改名
不動産業界に特化した物件管理システムの提供を開始

2008年

現在の主力商品となる間取図作成のサービスを開始する

Pick Up Item

【ノートパソコン】物件管理ソフトを販売しているときからノートパソコンは欠かせないですね。営業として取引先を回りながらも、会社の経営も気にかけなくてはなりません。出先からでもメールチェック・営業日報チェック・試算表の確認など、手放せない私の仕事の道具です。

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