誰もが手の届く、自分スタイルの暮らしを。

佐藤竜也

  • 1998年 神奈川県内の不動産会社に入社。建売住宅の販売などを担当。
  • 2015年 中古物件のリノベーションに可能性を感じ、株式会社一歩を設立して独立。

「リノベの一歩」って、リノベーションの会社?

物件探しも資金計画も完全サポート。他にはない住まいを、本物の素材で。

「子どもが生まれたから、そろそろマイホームがほしいよね」。そんな夢を膨らませている、ごく普通の家庭に、もっとワクワクする生活を提供したいという思いで会社を立ち上げてから3年目に入りました。当社が扱うのは、無垢材やタイルなど本物の素材をふんだんに使い、お客さまの好みに合わせたオリジナルデザインでリノベーションを施した中古マンション。テーブルやソファも部屋に合ったものをご提案できるほか、借り入れのサポートまでお任せいただけるワンストップサービスです。

ご希望の物件を押さえるところから始めるケースと、「買取再販」といって当社がまず購入した物件にリノベを済ませて販売する場合があり、両方を合わせてこれまでに40件近くの実績があります。買取再販の物件はお客さまにご購入いただくまでの間、当社のコンセプトを実際に広くご覧いただくショールームの役割も果たすため、豪華な仕様の割に格安という特徴があります。

リノベーションと一口に言っても、内容や規模、そして費用はさまざまです。当社のリノベは、費用の目安が平米あたり約13万円。一般的なリノベ済みマンションを買うのと大差ない水準に抑えるため、もとの間取りをあまり変えないこともあるのですが、その代わり、床材を無垢のフローリングにしたり、屋内の壁に窓を入れたり、壁の一面にタイルや無垢のパネルを貼ったりといったさまざまな工夫で印象を一新させます。不動産のポータルサイトを見ると、数え切れないほどのリノベ済みマンションが並んでいますが、その中に当社の買取再販物件を登録すると、すばやく掲載写真へ目をとめてお問い合わせくださる方が毎回必ずいます。 “規格品の住まい”に飽き足らない人には一目で、直感的に理解してもらえるのだと信じています。

独立のきっかけは?

家選びを楽しんでもらいたいから、自分も楽しめる世界を選んだ。

独立前に勤めていた会社では建売住宅の販売責任者をしていました。建売の戸建は新築ですからきれいで耐震性も高く、しかも量産されるためリーズナブル。その一方で規格化は徹底していて、経験豊富な不動産業者なら実物を見なくても内部の様子を正確に言い当てられます。さらに「新築」という価値も、以前ほどは重視されなくなってきているのが実態です。

白っぽく、明るいトーンの新建材で万人向けにまとめてある戸建を内見して「うーん…」と黙り込むお客さまを、たくさん見てきました。「確かにきれいだけど、自分の価値観やライフスタイルと接点が見えない」「人生の一大イベントで35年ローンも組む買い物にしては決め手に欠ける」と戸惑っていらっしゃるんです。言葉にならない言葉が、はっきり伝わってきました。

ちょうどそのころ、会社の指示で中古物件関連の新規事業調査を始めるようになり、時代の流れは新築よりも中古の活用だと確信するようになりました。そして、不動産とリノベーションを一体化した業態で急成長していたベンチャー企業が「リノベ不動産」というブランドで加盟店を集めだしたと知ると、かねて知り合いだった社長へ即メール。会えたその場で加盟を申し入れました。

この企業のウェブサイトからも、物件のユニークさや楽しそうな雰囲気は十分伝わってきましたが、実際行ってみると、打ち合わせをしている依頼主やスタッフのいきいきした表情は想像以上。僕も心底こうありたいと思いました。コンセプトや施工事例を見て、本当によいと思えるものを勧められる確信があっただけでなく、お客さまを本当に楽しませるために、まず自分が楽しもうという気持ちもありました。僕はもともと独立志向がなかったのですが、いったん決めると早い性格。フランチャイズ加盟を申し入れた翌月には会社を辞めて、その翌月には会社を設立していました。

仕事のモットー

つくる「ワクワク」を共有したい

独立後は、それこそ木材の名前を覚えるレベルからリノベーションの猛勉強を始めました。リノベ不動産の物件が完成するたびに見学へ行っては写真を撮りまくり、パソコンに取り込んだ画像を繰り返し眺める。苦にならないどころか、楽しくてしょうがなかったです。タイルのカタログを1日じゅう見ていられましたから。

これほど何でもあるのに、今の日本は衣食住の「住」だけ、自分に合った商品を誰でも選べる環境にはなっていません。そんな中で、住まいに対する十人十色のニーズを、もっともうまく反映できる手段がリノベじゃないかと僕は思っています。 漂う香りでもリラックスできる本物の無垢材、見たこともなかった珍しいタイルを使って、ユニークな施工事例も参考にしながら、自分たちの好きなように家をつくれるのですから、やり始めるときっとワクワクすると思います。その思いを共有したいんです。

実際にリノベの打ち合わせが毎回大いに盛り上がり、着工できるところまで固まっているのに「次回の打ち合わせはいつですか?」と続きを期待されることはよくあります。逆に僕のほうのテンションが高すぎて、お客さまから「このお仕事、楽しいでしょう?」と言われてしまうこともしょっちゅうです(笑)。

これから目指すこと

足取りをスピードアップ。早く神奈川全域に対応したい

大手不動産会社と真っ向勝負ではかないません。少し前、当社から手ごろな物件をなかなかご紹介できずにいたお客さまから商談中「立地も予算も希望通りで未公開の買取再販物件をいま大手から紹介された。見に行ってよいか」と言われ、こればかりは仕方がないと現地まで車でお送りし、そのまま近くで待っていたことがあります。しばらくすると携帯に連絡があり「条件にぴったりの物件だけど、リノベのプランがそちらほどワクワクしないからやめた」とのこと。結局は当社でなんとか物件を探しだし、しっかり手を掛けたリノベで満足いただくことができました。

僕はどちらかというと不器用なタイプで、2段・3段を飛ばしていくようなやり方は向いていません。着実にまっすぐに、小さな1歩1歩をどれだけ早く回すかで勝負してきました。だから社名も「一歩」。これからもそのスタイルを貫くつもりです。

今後は、現物でイメージがつかめる買取再販物件を常時複数ご用意できるようにしながら、リノベ全体の実績を着実に積み上げていきたいと考えています。対応エリアも、今は橫浜から湘南にかけてが中心ですが、なるべく早く神奈川全域をカバーできるようになりたいですね。

仕事の必須アイテム

営業ツール

「ファイリングしている資料の並び順は、ご説明の進め方と併せて前職時代に相当研究しました。電卓を2個、ペンを2色使い分けるのにも理由があります」

イイタン一問一答

Q.出身は

静岡県掛川市

Q.現在のお住まいは

神奈川県横須賀市

Q.好きな駅は

駅周辺の街ということでいえば、橫浜がいちばん好きです。ほどほどに賑やか。

Q.不動産業界に入ったきっかけ

若い頃しばらくフリーターをしていて、バイト先に出入りしていた職人さんから「不動産会社を紹介しようか?」と持ちかけられたのがきっかけです。急に興味がわいたものの、やはり正面から門をたたこうと数社を検討。地域密着型の事業展開をしている前職の会社で働くことになりました。

Q.不動産業の楽しさとは

以前と違い、今はお客さまが物件を決めてからが本番。世界観のあるものづくりに立ち会えるリノベの打ち合わせが至福のときです。買取再販の物件は、僕が個人的に温めていたアイデアも形にできる面白さがあります。

Q.尊敬している人

尊敬という堅い感じではないですが、同じ時期に同じ事業を、別の場所で始めた社長仲間が大好きです。同じ志を持っているし、ハートが熱いんですよ。

Q.イイタンについてどう思いますか

不動産選びには、物件だけでなく担当者で選ぶという切り口が必要だと思います。今後も続けていって、メジャーな存在として定着させてほしいですね。

編集後記

「趣味の釣りよりも仕事。休みなんて要らないほど」。創業社長ならではの熱い語り口が印象的な佐藤さん。中古住宅の調達とリノベーションを一手に引き受ける今の仕事に、心から惚れ込んでいるのがひしひしと伝わってきました。
「一緒の気持ちで新居をつくってくれたら」「不動産も建築もファイナンスも、丸ごと全部教えてほしい」。そんな思いで頼れるパートナーを探す方に、きっと期待以上の成果で応えてくれることでしょう。
取材/撮影 相馬大輔

担当者プロフィール

お名前
佐藤 竜也(Tatsuya Sato)

会社名
株式会社一歩

メールアドレス
tatsuya_sato@ippo-r.com

電話番号
045-780-5004

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