大切な不動産だからこそ、話を聞くこと。不動産をもっと身近な業界へ
エディオンハウジング伊丹営業所【伊丹市北伊丹】
岡田 康隆
- 大手不動産会社での経験と信頼
- 家電量販店だからこそできる、不動産業界への可能性
- 営業しないという営業スタイル。私がすべきことは話を聞く事と、背中を押させていただく事。
- 不動産を身近な業界へ。新しいことへの挑戦
大手不動産会社での経験と信頼
私は以前、正しい業務を学ぶ為、大手不動産会社を志望し働いていました。大手不動産会社はこれまで2社経験しておりまして、1社目が賃貸・管理をメインとした会社で、2社目が売買仲介をメインとした会社です。
1社目の会社で私が行っていた事は、賃貸仲介の業務です。初めての不動産業界に戸惑いながらも日々の業務を行う中で、業界の面白みを感じていきました。仲介という業務は、借りる側、貸す側、両者の意見を聞いた上で立ち回らなくてはなりません。どちらの意見も間違っていないんです。正しいんです。しかし両者の意見を全て反映する事はできません。大変な仕事ではありますが、取引が終わった後に、両者から感謝されることが何よりの喜びであり、モチベーションに繋がります。賃貸仲介もとても面白かったのですが、私はより大きな責任を伴う仕事がしたいと思い、売買仲介の道に足を踏み入れる決意をしました。
2社目の不動産会社は業界最大手の売買仲介会社で、ここでの経験は現在の私の業務に大きく活きていると感じています。初めは本当に大変でした。1ヶ月間ひたすら自転車で担当するエリアのマンションを調査し、外観・特徴・過去の売買実績等、約300棟程レポートにまとめるという作業をしていました。今だから言えますが、疲れすぎて公園で眠ってしまった事もありましたね。笑
不動産仲介の業界は個人主義的な部分がありますので、当時はなかなか教えを乞うこともできず自分で考えて行動しなくてはなりませんでした。自分の能力では納期に間に合わず、朝方まで仕事をしていた時もありました。現在は働き方改革などで、このようなことは一切なくなりましたが、当時は大手の働き方とは思えないほど、泥臭く働いていました。
そのおかげもあり、仕事上必要不可欠な知識は人一倍早く身につきましたし、業務としては大手ならではの正しい業務を行う姿勢も学べました。ブランドや看板があるからこそ、会社全体の信頼を損ねないように対応することが、今のお客さまへ接する上で大事にしている誠実さに活きているのだと思います。
家電量販店だからこそできる、不動産業界への可能性
私が大手不動産会社を退職した理由の一つとして、もっと自分の力を試したいという思いがありました。
仕事をしていく中で「ありがとう」という声をかけて頂くことがあります。この言葉は2通りのパターンがあるんです。私個人へむけた「ありがとう」という言葉と、会社に向けた言葉です。大手である以上、会社のブランドや看板に信頼を感じ、ご来店頂くケースも珍しくありません。だからこそ自分の力を試してみたくなりました。
大手不動産会社の看板を外すことに不安があった事は事実です。しかし、私は大手不動産会社にいながらも人間力で勝負をしてきた自負がありました。だからこそ、確信を持って一歩踏み出すことを決意しました。
新しい挑戦をする上で、何故、エディオンハウジングに入社したかというと、家電量販店と不動産業界の掛け合わせに大きな可能性を感じたからです。
不動産業界のイメージは未だに、良いとは言い切れないと思います。お客さまが不動産会社に来店するまでのハードルが高いことが、私は業界の課題だと感じております。もっとお客さまが相談しやすい仕組みを作らなければならない。家電を購入したついでに不動産に関することも相談できるような店舗設計をしているエディオンハウジングに今後の不動産業界の可能性を感じました。
もう一点は、エディオンの施策として行っているエディオンポイントの還元です。
エディオンハウジングでは不動産仲介に伴い発生した手数料の10~20%を還元するサービスを行っております。お客さまへ安心・安全のお取引を提供することはプロとして当然のことで、サービスが多様化していくであろうこれからの時代に、このようなサービスを繰り出せる会社が選ばれていくであろうと痛感し、本事業立ち上げの時から携わる決意をしました。相談しやすい環境と、サービスでの差別化を行うことで、他社にはない独自の価値を提供することがエディオンハウジングの強みになると考えております。
営業しないという営業スタイル。私がすべきことは話を聞く事と、背中を押させていただく事。
私はこれまで不動産業界に10年以上、営業職として関わってきています。
私が営業活動をする上で、大事にしていることは「話を聞く」ということです。
不動産仲介の営業は「営業しない」ことが非常に大切だと感じています。業界イメージが良いと言い切れない不動産業界の中で、押し売りのような形で「買ってください。売ってください。」というやり方は、ナンセンスですし通用しません。如何に、お客さまがご希望としていることを汲み取ることができるかが非常に重要で、そのために私は「話を聞く」ことを一番重視しています。日常生活の中で携わる機会が少ない不動産の話となれば、実はこう思っているんだという思いを言葉にできない方がほとんどではないかと思います。接客時にはお客さまの表情や声のトーン、感情表現などのニュアンスに気を配り、お客さまの本当のニーズを汲み取ることで、最善のご提案ができると考え日々接客をさせていただいております。
以前勤めていた会社で、営業ノウハウという形でテクニック的な部分を教わったことがありました。「アプローチ」「プレゼン」「クロージング」。その場面に応じて使えるテクニックなどです。全てが意味のなかった事だとは思いませんが、不動産の営業に小手先のテクニックなどは必要ないという事を、私は不動産仲介の仕事をしていく中で実感しました。
プロである私達は、プラスの部分だけではなく、マイナスの部分含めて、お客さまの要望を汲み取り、質問に対して正確に答えるだけの知識を要する必要があります。私達ができることはこれまでの経験・実績からサポートをさせて頂くこと、背中を押して差し上げること、安心感をもって頂くことです。総じて「営業しない営業」を私は心掛けています。
不動産を身近な業界へ。新しいことへの挑戦
私の今後の目標は、エディオンハウジングを大きくするということです。
私達が行っている取り組みは不動産業界の中でも新しい取り組みです。不動産は不動産屋、家電は家電屋という風に別軸で考えるのが当たり前だった常識を、少しづつ変化させていかなければなりません。新しい取り組みを行うということは非常に大変なことですが、だからこそ私はやりがいを感じています。
店舗を増やすことで、お客さまの目に止まる機会を増やし、日常に溶け込むような存在になると良いですね。かつ店舗の拡大と併せて、同じ思いを持った方が増えると嬉しいです。
稀にエディオンハウジングは家電屋さんが不動産の営業をやっているから、知識がそこまで無いんじゃないの?と思われている方がございますが、エディオンハウジングの不動産部門は全員が不動産業界出身の経験者です。お話していく中で「この人詳しい」と感じてもらう事が多いですが、来店以前から安心して任せて頂けるよう、これからは認知を広げていきたいですね。
基本的にどこの不動産会社に行っても基本は同じなのです。だからこそ何か付加価値をつける事が重要で、その結果今後選ばれる不動産仲介会社になっていくと思います。それはサービス的な観点からでも良いですし、私自身に価値を感じてもらえるような形でも良いのです。私個人としましては、お客さまのお子さんが将来自宅を購入するまでお付き合いのできるような安心して任せられる営業担当者を目指しています。
お客さまとの距離が遠い不動産業界を、もっと身近に、もっと日常にできるよう、エディオンハウジングを大きくし、私自身もお客さまの希望にお応えできるよう努力していきたいと思います。
編集後記
初対面でもすぐに安心感を感じられました。聞くことを大事にしている岡田さんだからこそ、取材の中でも普段のお客さまへの接し方が垣間見えました。 お客さまに最適な提案をするために様々な経験と知識を持った岡田さんには、安心して不動産の取引をお任せする事ができます。また芯を曲げずに、自分の信念に向かって進む姿勢には凄く学びがありました。自分だけではなく、お客さま、社員のためを思う事ができる岡田さんに是非、ご相談してみてください。
取材/撮影 越川 直之 / 江戸 亮介
エディオンハウジング伊丹営業所
岡田 康隆
兵庫県伊丹市北伊丹5-70-1 エディオン伊丹店内
甲南大学 法学部経営法学科 卒業
2008年
株式会社エイブル入社
2011年
三井不動産リアルティ株式会社入社
2016年
株式会社エディオン入社、西宮営業所主任として配属
2020年
エディオンハウジング伊丹営業所主任として配属