ローンを組むことは怖いことではない
10年後・20年後も見越した資金計画をご提案していく
株式会社東宝ハウス武蔵野【武蔵野市境】
星 勝彦
- きちんと答えを出すこと、的確に応えること
- 個々のお客さまに合わせた資金計画をし、資金や支払いに関して、内容をきちんとご理解いただくために、ご説明するのが私の仕事です
- 年齢によって考えも変わる。だからこそ将来の選択肢は準備しておくべき
現在までの経歴をお聞かせください
きちんと答えを出すこと、的確に応えること
建築の学校を卒業して、地盤改良工事の会社に就職しました。地盤が弱いところに杭を打ったり、土とセメントで表層改良をしたり、傾いた家をジャッキアップして、直す工事もしていました。その後、ハウスメーカー勤務へ。地盤面の知識と経験があるだけでなく、建築の工程管理も理解していたので、適任と思われたのでしょう。この2社で、私が会社から求められたのは、人と話をするということです。建物を建築される施主様、その建築現場で働く工事の方、近隣の方達とたくさんの方とお話しさせて頂き、たくさんのことを学ばせていただきました。その経験は、現在の仕事に大きく役立っております。
25歳のときに、たまたま知り合った人に誘われるまま、不動産業界へ。あまり、深く考えずに転職したんです。今でもそうなのですが、私は笑顔を作ることが苦手です。それでも、今こうして不動産業に身を置いているのは、出会ったお客さまに評価いただき、何人ものお知り合いを新たなお客さまとしてご紹介いただけたからです。理由は話が面白かったから、ということでした。笑おうとしてもなかなか笑えない私ですが、人と話すことは嫌いではありません。話を伺っていると、その方が何を必要としているのか、何を不安に感じておられるのかがわかります。
お客さまが望まれていることに対して、きちんと答えを出すこと、的確にお応えするすることを考え、一生懸命やった結果、信頼を得ることができたのかもしれないですね。
現在はどのような業務を担当していますか?
個々のお客さまに合わせた資金計画をし、資金や支払いに関して、内容をきちんとご理解いただくために、ご説明するのが私の仕事です
近頃では情報が溢れかえっていて、資金計画にしろ税制のことにしろ、ネット上で調べれば、毎月いくらぐらいの支払いになるのかは簡単にわかります。私はさらに踏み込んで、それぞれの商品の特徴から、お客さまに合ったチョイスの仕方をご提案いたします。家を買うということは、言い換えれば大きな借金をすることです。当然、不安やためらい、迷いもあるでしょう。果物を食べるにしても、酸っぱいのか、甘いのか、苦いのかさえもわからないものを食べるのは怖いものです。
しかし、メリット・デメリットを理解して仕組みが分かれば、ローンを組むことは怖いことではありません。私からすれば、賃貸で家賃を払い続ける方がより怖いと思います。御年齢が高くなれば、賃貸住宅を借りるのが難しい状況だからこそです。そうならないためにどうすれば良いのか、もっと楽に返済する方法はないか、やってはいけないことや手続き上、大変なことは何か等をご説明いたします。
これから不動産購入をお考えになるお客さまに対して、アドバイスはありますか?
年齢によって考えも変わる。だからこそ将来の選択肢は準備しておくべき
不動産購入は大きなお買い物ですが、何か特別に注意しなくてはならないという事はないと思います。それでもあえて申し上げれば、きちんとした営業担当者に出会えるかではないでしょうか。ハウスメーカー時代には、よく「家は3回建て直さないと理想の家にならない」とお話をしていましたし、お客さまからもそうお聞きしていました。それは、年を経るにつれて、家族構成が変わるからでもあるんです。自分の置かれている立場や生活スタイルによって考え方はたくさんあります。個々のお客さまにとって教育資金や生活費は何歳の時にどれだけ使うか、貯蓄する時期は何時だろうか等、様々な状況があると思います。こういった事と同様に、どんなに満足のいく家を購入しても、考えが変わる日がやってくるのです。
そのために、いつ、何をすれば良いのか。保険はどうすれば良いのか、それぞれに対処できるような、修正が効くような計画を立てていくことが大事だと考えます。正解の道は1本だけではありません。脇道もたくさんあります。その時に一番正しいと思う道を選べるように、準備だけはしておきましょう。10年、20年後の生活まで考えるのが資金計画です。
編集後記
飄々としていているけど、頼りになる人。当たり前のこととして“お客さまのために”を考えることができる人なのだと思います。ご自分のことはあまり話したがらないシャイな面もある一方、将来を見越した資金計画について話をしだすと、止まらない(笑)。その知識の深さと、徹底的に知ることで、不安を解消するという自信を感じました。
取材/撮影 和田 文/並木 いくま
株式会社東宝ハウス武蔵野
星 勝彦
東京都武蔵野市境1-15-6 1F
1993年
地盤改良工事会社 入社
1995年
ハウスメーカー 入社
1997年
リアルホーム武蔵境(現 東宝ハウス武蔵野) 入社